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ホイールデザイン

マルケジーニにとってのホイールデザイン。それは常に性能追及の結晶として生まれてきます。

性能を徹底追求したデザイン

ホイールの性能において最も注目される要素は「軽量化」であると考えますが、高性能ホイールとしての資質は「軽量化の内容(マスの集中化)」を問われるものであり、また軽量化の追及には同時に安全性におけるリスクが存在することを理解した開発が重要です。マルケジーニのホイール設計はいつのときもこのことを前提としており、断面構造の活用レベルが高く、応力分散に有利な構造を追及しています。

このような性能追及から生まれてくるデザインはある意味でとてもシンプルなものとなりますが、飾りではない本物のデザインの美しさがマルケジーニのホイールにはあります。

S字H断面構造を採用し、剛性と軽量化を両立したスポークデザイン

スポーク部と軽量穴およびサイドポケット加工

M7R(M7RS)のスポークデザイン

最新のM7R(M7RS)はMotoGPモデルのデザインがダイレクトに採用されています。このホイールの最も特徴的なデザインは「スポーク部分」にあります。スポークの全体的なフォルムは傾斜が比較的強く付けられた緩い曲線でつないだデザインとなっており、これは「しなり特性」の利用によるトラクション向上を狙ったものです。同時に剛性を高めながら軽量に仕上げる手段として断面構造を最大限利用した「S字H断面」を採用しています。これ以外にもスポーク付け根の軽量穴(*1)や側面ポケット加工仕上げなどグラム単位の軽量化を追求したデザインがおこなわれています。

(*1) マルケジーニが考案し最初に採用した構造デザイン。今やトレンド化していると言えるが、性能面からはデザインの真意が問われる。